キングダムに学ぶシリーズ第14弾・・・中華統一後の収め方とは!!

栃木県宇都宮市で、高気密高断熱の家づくりをしております
みずもくの水上です。

今日6月30日の日曜日の誕生木は「スモークツリー」

花言葉は「賢明」「にぎやかな家庭」
ウルシ科ハグマキノキ属の落葉広葉樹です。
ほんわかした容姿のわりには、ウルシの仲間というギャップ
不思議な樹木です。

ということで、今回はキングダムシリーズ第14弾。
来週には映画のキングダム4も公開予定で今から楽しみです。
キングダムと言いますと、
五百年続いてきた戦国時代の末期、七国までが生き残り
最後に秦が統一する物語です。
これ一言で書いていますが、
それまでどれくらいの人の血が流されてきたのか、はかり知れません。
日本でも、戦国時代を経て、豊臣秀吉が日本を統一するわけですが
その天下は長く続かず、徳川家康によって長期政権が確立されました。
中国では、その千八百年前に統一戦争が行われていたわけです。
やはり歴史の違いを感じさせられます。
こんな背景で、
キングダムの中の秦国の王、「政」は、呂不韋との舌戦で
人の本質は?との問いに「光」だ。と答え、
人はみな、必ず、奥底に光を宿し、輝かせて生き続けて、
闇に落ちてしまうのは引き上げてくれる人と出会えなかったからだ
という。
この思いがあるから、
暴君のそしりを受けても、力ずくで中華の統一をして、
戦争のない世の中にするのだと力強く、想いを発信します。

そこで、問題となるのは、
統一後、どのようにして統治するのか。
攻めて統一した秦とその他の滅ぼされた国が
どう一つの国としてまとまるのか。まとめるのか。
この問いは、滅ぼされる側の「斉国」の国王王建が
発した言葉で、
その問いに、政は、

『法治国家』だ!!と断言する。
当時の中華は、儒教の教えが蔓延しており
貴族中心の優遇された環境でもあります。
性善説、性悪説なども唱える者たちもいて
法律で国をまとめることなど、一部の「法家」
と呼ばれる人たちしかいませんでした。
その法家の中心にいたのが、
「李斯」(りし)です。
法の番人とも呼ばれ、秦の宰相にまでなりました。
この人が、言った「法」とは何か?の問いに感動しました。
それが・・・

法とは願い!
国家がその国民に望む、人間の在り方の
理想を形にしたものだ。と。

国王である政も、この言葉に感じ入ったため
統一後の国の在り方を、法でまとめる
法治国家を思い描いたのでしょう。
私たちの感覚からすると
法とは、刑罰を定めて人を収めるイメージがありますが、
そうではなくて、「人の在り方」「願い」など
非常にポジティブな捉え方をしています。
この時代からするととても新鮮な印象を受けました。

今の時代でも、この考え方をもとに
法律までとはいかなくても、会社のルール、現場のルール
を考える際に、「〇〇をしたら罰金」など罰則を強調するよりは
「きれいにすることは、次の人も気持ちが良く、みんながハッピーになります」
として、付則で罰する方が、やらされている感ではなく、前向きに行動が起こせそうです。

今でも通ずる「法は、願いだ!」
を、身近なことにも応用していくと、グループや会社の人間関係や風通しも
良くなるのではないでしょうか。

ということで、中華統一後の収め方とは、「法であり、人の在り方への願い」でした。

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。


みずもくは、栃木県宇都宮市で、高気密高断熱の家づくりをしている工務店です。
全棟、許容応力度計算による耐震等級3、UA値0.3以下、C値0.3以下を柱に、
地元の無垢材、エネルギーコストのかからない自然素材を標準にしております。

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