選べないメニュー・・・とは!!

みずもくの水上です。
9月に入ってもまだ暑い異常気象の続く毎日ですね。
ほんと体調管理が大変ですので無理をせずお過ごしください。

ということで、先日お客様と見積りの打合せをしました。
みずもくは、新築住宅において、基本仕様を決めており
その一つ一つに理由があります。

まずは、Ua値を0.3以下にすること。
これは建物の外気と接するところの断熱性能ですね。
洋服で例えるとズボンやダウンジャケットなど皮膚の上に
重ねてきて寒さ厚さに耐えうる性能ですね。
HEAT20という指標のG2グレードです。
G2グレードということは、おおむね暖房期最低室温を13℃
以上確保するということ。
栃木県では、最低限必要な指標です。
そのため基本仕様を決めてお客様に提案しています。
その基本仕様も理由があります。
例えば、
・無垢材をたっぷり使うこと。
栃木県は山に囲まれており優良な木材がたくさん採れます。
利用して山を守ること。無垢材のやさしさを五感で感じてもらうこと。
だから、普通の柱よりも太い4寸柱を使います。
天井や床は当然、無垢の杉板です。

・羊毛断熱材

生産する上でのコストがかからない。ということは二酸化炭素の排出も少ない。
壁と天井を羊毛ですっぽりと優しく包み込みます。とても気持ちがいいですね。
・内装材は、珪藻土の塗り壁。
匂いも吸着し空気感が違います。湿気も吸放出し快適な環境をつくります。
これは、天井床の無垢材とセットでさらに効果が増します。
・サッシ
アルゴンガス入りのトリプルサッシ。
窓の性能は、建物のUa値の計算においてもとても大きく影響を及ぼします。
夏の日射遮蔽や冬の日射取得を考慮し配置や必要可否を検討します。
・玄関ドア
キュレーショナー
木製断熱玄関ドア
国内最高峰の0.67W/㎡K~
2点ガスケットによる気密性能や5点ロックの防犯性能など
家の顔でもある玄関は、やはり高性能な木製の玄関ドアで提案したい。
・気密
住宅内部に気密シートを貼りますが、
こちらも夏冬に湿気の動きをコントロールできるよう
調湿可変式の気密シートを使用します。重要な壁の内部に湿気をためないためです。
・換気
こちらは、先日も記載しましたが、
ドイツのヴェントサン。第一種換気ダクトレス全熱交換換気扇です。
将来のリフォームや可変性、メンテナンスのしやすさ、施工のしやすさ
などを理由に採用しています。
・外壁
STOロータサン。
遮熱効果や撥水効果もある塗り壁材で、すっぽりの建物を包み込みます。
これを使用するためにEPS断熱材を付加断熱として充填断熱の羊毛断熱材
と合わせて外壁の最終形態となります。

その他、ルーフィングや透湿シート、基礎断熱様々な仕様を決めて
みずもくが完成します。
どれ一つ欠けてもそれぞれが影響しあうので大切なところです。
題目の「選べないメニュー」とは、こうしてお勧めしたいオリジナルメニューを
一つつくり、それを評価いただけるお客様と家づくりがしたいという想いが
基本仕様になりました。なのでみずもくのメインデッシュは選べません。

Ua値という数字がすべてではありません。
数字と体感があり
数字はあくまでも目指す目標値であり、
大切なのはそれぞれのお客様の体感、安心安全、満足度を
確認していくことです。
食べログの評価と実際が個人によって違うように
数字と体感をバランスよく評価していくのが需要ですね。

知ってもらいたいみずもくのいつものメニュー。

 

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。

 

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