みずもくの水上です。
今日、1月17日の誕生木は「シナマンサク」
人の名前のような名前ですね。
花言葉は「ひらめき」
日常も非日常もひらめきが重要です。
現在も非常に深刻な状況におかれております
能登半島地震。
未だ被害の全容がわからないところもあり、
被害にあわれた方には、ご心中お察しいたします。
そのような中、奇跡ともいわれる避難をした集落があることを
知りました。
通常は90人ほどで生活をされている集落のお話です。
東日本大震災から能登沖でも地震が多発していることから
普段の日常で、年2回本気の避難訓練をされていたようです。
どこにだれが住んでいるのか、歩けない人は誰が対応するのか、
高台の避難所へ地震が来てから時間を決めて短時間で非難する訓練。
連絡手段をどうするのかや避難場所をはっきり決めることも行っていたといいます。
人を負ぶったり、大声を出して呼びかけたり、普段から非常時のことを
真剣に取り組んだ結果、今回のように90人全員が津波到達前に避難できたという
奇跡が起きたのではないでしょうか。
これは、すばらしいことで簡単にできることではありません。
自分の事を優先したりするのが当然な状況の中、また荷物を取りに
行きたくなる中、身一つで皆、避難したという津波への強い危機意識が
非常時に冷静な避難につながったのではないでしょうか。
こうした奇跡・・・いやこれは奇跡ではなく
日常から非日常(非常時)を想像し、真剣に取り組んだからこそできることで、
非日常を想像し、日常を過ごすことも冷静になれる訓練ですね。
昨今、キャンプブームがありますが、非日常の意識を持ちキャンプや
バーベキューを経験することも対応力につながるし、いざというときに
慌てない自分を認識できますね。
家づくりに携わる我々も、非常時のことを考えてこれが普通なのかを
疑問に持ち、非常時、災害時に対応できるアドバイスができる知識を
身に着ける必要があるのではないかと、切に感じました。
家を建てたとき、リフォームした時、生活していて困って連絡がきたときの
連絡系統の再確認や、自分自身の動き、非常時にどう動いて対応するのかを
事前に伝えて何度も言い続けること。
以前にブログにも書きました、私が言ったことを
脳内検索1位にしてもらえれば、少しはお役に立てるのではないでしょうか。
防災士などの資格もありますが、まずは、自分が伝えること、感じること。
そうでなくては、なにも始まらないですね。
とにかく
『日常は、非日常でもあるし、非日常が日常にもなりうる』
ということを胸に刻み、教訓を生かしていきたいですね。
みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。