みずもくの水上です。
今日5月19日の日曜日の誕生木は「シモツケ」
下野の国と呼ばれた我らが栃木県に自生が多いから
、もしくは花穂に霜が降りたように見えることから
名前の由来になったということです。
花言葉は、「整然とした愛」「無駄」
バラ科の落葉低木です。
ということで、満身創痍の中、今週もあわただしく動きました。
天気の具合も、気温の変化が激しく体調管理が難しい日が続いております。
そんな中で、那須塩原のリノベ現場工事が進んでおります。
先日は、お客様との打合せという名の森の木陰でひと休み。
庭先がこんなにも自然な森の中。
バーベキューやキャンプができる環境でもあります。
この日、宇都宮が25℃を超えていましたが、
この場所では半そでの服装では肌寒いくらいでした。
見てわかる通り、建物には直射日光がほとんど入ってきません。
ということは、夏場の冷房の効きも良く、光熱費も抑えられますね。
逆に、冬場は、落葉広葉樹が多いため葉っぱが落ち、日差しを
取り込むことができます。
自然の力は、本当に素晴らしい。
庭木に、落葉広葉樹を植栽することは理にかなっているということです。
手入れの問題はありますが、それも含めて恩恵を享受することができます。
先日、とある銘木屋さんのイベントに参加してきました。
所狭しと様々な表情の銘木が並べられています。
こうして、何百年もかけて育ち、伐採されて初めてその木目などの評価で
銘木と呼ばれる木材もあります。
こうした高額な木材は、昔は和室の床柱であるとか
料亭のカウンターであるとか(これは今でも使用されることがありますが)
↑は杉です。中心部の赤身と外側の白太の源平のコントラストが
綺麗です。
こうした木材が価値があるとして高額で取引されてきました。
しかし、和室が減り、また、外国の安い材料が多く輸入されるにつれ
こうした銘木も使用される頻度が減ってきてしまっているのも事実です。
こんな木もあります。
「この木何の木」だと思いますか?・・・・・
このフレーズでわかりますね。
そう日立のCMでおなじみの木です。
この木の名前は・・・・「モンキーポッド」
こんな有名な木から名もない木まで木材は、立ち木から伐採され
人間と共に共生してきました。
何百年かけて育ってきた木だから価値がある。
木目がきれいだから価値がある。
あまり生育していない樹木だから価値がある。
という価値判断基準もあるかもしれませんが、
それぞれの性格を見極め、それぞれに適した使い方をすることが
大切です。
とはいえ住宅でもこうした銘木でカウンター使用したいです(笑)
冒頭で、森の中の木が、日差しを遮りまた落葉により日差しを取り込んでくれる。
落ち葉により生態系が守られ豊かな森ができる。
我々工務店は、こうした森の循環を理解して、
多くの方に大切に使用していただくという責務があります。
木材の価値は金額ではなく、その立ち木や木材の有難みを知り
我々人間にどんな癒しや生活の中の共生などをももたらしてくれるのか。
改めて心に深く落とし込む機会となりました。
みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。