子供の成長と年輪・・・とは!!

みずもくの水上です。
危機的な暑さが続いておりますが、宇都宮の街中では
5日、6日と4年ぶりに「ふるさと宮まつり」が開催され
あわせて50万人を超える来場者で、賑わっています。
こうした大切な行事が毎年続けられることが、
人間関係を濃くし、地域の活性化につながりますね。
続けるための資金など問題はありますが、運営方法の見直しも
必要になってくるのかもしれません。

そんな中で、「毎年続ける」というキーワードでありますが
年輪がある無垢材の輪切りを注文いただきましたことを
ブログに書きたいと思います。

ヒノキの10センチくらいの輪切りですね。
年輪もはっきりしています。
もちろん香りもヒノキのさわやかな香りがします。
輪切りにしてよくわかることですが、
中心部分は、色が濃くなっています。
これが「赤身」「心材」と呼ばれるところです。
栄養分や水分を通さなくなって細胞に樹脂が溜まり
木を支える骨のような役割に変わります。
木は、外側に向かって新しい細胞ができて成長していくので
若い細胞は一番外側にどんどん作られていきます。
こうして木は成長していきます。
この外側の薄いところが、「白太」「辺材」と呼ばれるところですね。

人の成長と重なるところでもありますが、
年輪的に言いますと、息子16歳は、赤身も白太も成長期。
小学生、中学生、高校生とみてきて、心も体も様々な経験と共に
成長してきています。
部活や勉強、人間関係など環境に慣れつつ地に足を付け
骨となる赤身、栄養を取り肉体を作り上げる白太。
両方がバランスよく取り込めることが重要ですね。
肉体的なところでは、
高校では陸上部に入部し、中距離種目を選考。
この暑い中、毎日10キロ以上走っています。
これだけでもすごいと思ってしまいますが、
やはり疲れも出て、足のマッサージを依頼されます。
筋肉の付き方、硬さが、中学の頃とは全く変わっています。
毎日の積み重ねがここまでの体を作り上げるのかと
実感しました。
内面では、
先日大学のオープンキャンパスに付き添いで行ったときに
感じるところは、たくさんありました。

率先して、興味のあるところを探し、自ら質問をしている場面や

楽しそうに見て回る姿を見て、やはり高校時代の今、
血となり肉となるところを最大限、経験している実感が
見ていてわかりましたし、私は特に何も言わず幽霊のように
後ろに付きまとっただけでした(笑)でも疲れました。
こうして、経験や体験、話を聞いたり、見たり、大学生の雰囲気を
感じることこそ白太を成長させ、赤身がしっかり支えてくれるのだと。

年輪からさらに想像すると、木の成長は、その地にしっかりと根を張り
成長の過程で、枝葉を伸ばし、太陽の光を浴びて成長していきます。
まわりの木と共に風雨に耐えながら、支えあいながら、時には人の手を借りて
日が当たるように、または暑さをしのげるように日差しをよけてくれる。
動物たち、森や山にとっても豊かな土壌や居場所を提供してくれます。
人もこうありたいものです。
成長することでお互いに支えあえること。
仕事としてもこうして成長した木々を使用して家づくりを行なう。
そして新しい木々がまた成長していく。

自分自身にも、太陽の光を浴びて、枝葉を広げて
成長できるよう改めて、自分の年輪を見つめ直します。

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。
木ここちよく 居ここち良い 

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