みずもくの水上です。
キングダムシリーズも第5弾になりました。
名シーンがたくさんありますね。
今回は、背中で見せる〇〇。
背中で見せるといえば、こちら!
夕暮れ時の私と麦わらの軍師!
このショット何?と思われるかもしれませんが、新しい作業場見学に
お越しいただいた時の名シーン。
田植え後の田んぼを前に、今の現状と今後のことを話しました。
とても気持ちよかったです。
車輪が動き出す環境をつくることが大切ですね。
と背中で何かを語っているところです・・・
さて〇〇とは何でしょうか。
飛信隊とかんき軍が、黒羊丘という広い丘のある森林地帯を攻める話ですが、
その中で、飛信隊がどうしても渡らなくてはならない川をどうしたら渡れるのかという
私が大好きなシーンです。
飛信隊が渡りたい川の向こうには、敵の陣地が構えていて、普通にわたると
弓矢で打たれてしまいます。
軍師の河了貂(かりょうてん)が川の視察をしても攻めどころがない。
帰ってきて悩むも半日が過ぎ、早くわたって敵より先の丘を取らないと負けてしまう状況。
そしてやっと思いついた策が、兵法にはない、貂のオリジナルの無謀ともいえる作戦。
それは、「3つの橋を架けること」
その川の地形は、1つ目が、浅く細い川底があるが、向こう岸は、湾曲している地形。
無理に渡れば、弓矢の的に。ここに飛信隊の隊長「信」率いる強力部隊を渡らせる。
1つの橋を人でつくる。これはおとり。
2つ目に、さらに上流に、少し深いけれども、向こう岸は出っ張っており、馬で少しずつ渡り
渡った後、向こう岸から隊長のいるところに加勢に行く。というシナリオ。
これは、兵法がわかる敵であれば、見破られてしまう。案の定、敵も反対側に配置して
渡ることは難しい。ここまでは河了貂も承知済み。敵は、あーやっぱりこう来たと
待ち構えている。2つ目の橋も失敗。
そこで軍師、河了貂は、3つ目の橋を架ける。
その場所はというと、
誰も渡ろうと思わない、激流で、深く、さらに渡っても向こう岸が崖。
ここに、泳ぎがうまい兵士にロープで向こう岸まで泳がせ、
ロープで橋を架け部隊を向こう岸まで、ひとりづつ渡らせる、3つめの橋。
何時間か前に、この作戦を隊のみんなで考えていた時に、
3つ目の橋を、先頭でみんなを鼓舞して渡るリーダーを誰にするのか?が、
問題となりますが、
そこはきっぱりと、河了貂は言います。リーダーは・・・
副長の渕(えん)さん。だと。
それには、武力でもなく、知力でもなく、
大切な必要なものが備わっている人ではなくては、任せられないという。
大切な必要な要素とは・・・
それが、「責任感」だと。
誰よりも強く持ち合わせている素質。
これが重要なんだと。
飛信隊結成時から副長を務めていた渕さんの責任感。
決して派手ではなく、隊や隊長信のことを想い、支えてきた責任感。
だから、任せることができる。
このシーン大好きです。
そうして任された渕さん率いる部隊が、3つ目の川を渡るのですが、
あとからロープで続く隊員は、渕さんの激流の揉まれながらも
少しづつ、前に進む背中を見て、熱い想いと任された責任を
隊員も感じたのではないでしょうか。
渡河に成功した渕さんの隊が、その後、崖を登り、
隊長たちが血を流し踏ん張っている、2つめの橋を攻めて
隊全体が川を渡り切ったことは、言うまでもありません。
その人だから、見せられる何かがきっとあるはずです。
普段、見過ごしてしまうその人の本質を見て、信じて
任せること。
そうできるチーム、仲間、そして家族は強いし、
そうなればお互い幸せになれるのではないでしょうか。
今回の背中で見せる〇〇とは・・・「責任感」でした。
みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。