気配に気づく大切さ・・・神の言葉とは!!

みずもくの水上です。
先日、モルタル造形の皆川さんの招待で、モルタルでミニハウスを
造るワークショップを見学してきました。
皆川さんの作品、かわいらしくて癒されます。

まずは、断熱材を家の形に組み立てて
モルタルを全面に塗っていきます。

みんな真剣に取り組んでいます。二日間かけての作業。
特殊なコテを使い、手作業で削って屋根や窓を仕上げていきます。

家の造作を削り終えたら、一日乾燥。
2日目に色付けして完成。
なかなか根気のいる作業ですが、皆さん集中して、
細かな作業をもくもくと行っていました。
影や、シミ、劣化の具合を細かく意識して
自分だけの家を楽しんでいました。

細かく意識してというと・・・

先日、車のバッテリーを交換しました。
いつもお世話になっている整備会社です。
突然伺ったにもかかわらず、すぐに対応してくれました。
待ち時間の間、待合室で常連さんらしき方と話をさせていただきました。
私が、昨日からちょっと怪しいところがあった旨を話すと、
その方は、車は走っているときに急には止まりませんよ。
普段から、何かしらの変化に気づき、その都度対応していれば
大事になりません。いわば、車の運転手は職人さんと同じで
自分の命、同乗者の命を守る責任があるから、普段から
細かい変化を意識して、気づき、対応しなくてはならないんですよ。
と、神の御言葉・・・。

家づくりにおいても同じで、同じ作業をしているようで違う、
人が作業をするのだから現場は生き物ですね。
だから、その変化に早く気づいて早く対応することが必要なんだと。
今日も、当社の建築ではありませんでしたが、築年数の経った立派な和風の家に
雨漏りの対応ということで現場に行き対応しました。
ベランダの真下にドレンを落とし、下屋の中でL型に曲げて外壁に出す。
今ではあまり行わないやり方ですが、昔は多かったですね。
そんな感じなので、配管は長年の泥や落ち葉で詰まり、雨水があふれて
配管のつなぎ目から水が家の天井へ流れ出してしまったという状況。
ベランダから水を流し箇所を確認、詰まっているところをポンプとワイヤーで
除去。なんとか雨が降っても流れるようになりました。
しかし天井裏の断熱材はびしょびしょ、あとで配管をつなぎ直し、コーキングを行う
ということでまずは、処置できました。
やはり、天井のシミに早く気づくか、ベランダのドレンの流れにくさに早期に気づき、
清掃や除去を行っていれば、和室が水浸しにならずに済んだかもです。
そういうこともあり、住まいに携わる我々も、そういう個所を無くすことも
重要ですが、そういった大事になる前の「気づき」がとても大切なんだと
改めて感じましたし、緊張感を持って携わっていかなくては、
安心と安全が担保できないんだと。
あの待合室の常連さんに教わりました。
ありがとうございました。

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。

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