言うは易く行うは難し(蕎麦打ち編〇から▢へ)・・・とは!!

栃木県宇都宮市で、高気密高断熱高耐震の家づくりをしている
自然素材工務店。
みずもくの水上です。

今日3月16日の日曜日の記念樹は、「ウチワノキ

花言葉は「未来への想い」
モクセイ科ウチワノキ属の落葉低木です。
レンギョウとよく似た花を春に咲かせ、
純白で芳香があります。
実は、扇の形をしており、名前由来となっています。

ということで、今日は蕎麦打ちの不思議!
丸いそば玉がなぜ、四角の生地になるのか?
「丸を四角に」は適当にやってもできません。
四つ出しとういう作業で四角にするわけですが、
そこまでの行程をまずは見てみましょう。

そば粉1000g、つなぎ(小麦粉)250g。
割合は二八そばです。
どんなそばを作るのかの目標がまずあります。
このあと篩(ふるい)で、ふるいます。
目的は、不純物を取り除くこと。水を回しやすくすること。

そして、水回し。
粉が1250gなので、半分の約650ccを準備しておき、
第一加水は2/3くらい400cc入れます。
水回しは、全て後の工程に響くのでとても重要ですが、
一番奥が深い作業でもあります。

両手をネコの爪のように立て、粉と水をなじませます。

粉をパン粉状にします。
そして第二加水を行います。残りの250ccの内半分の130ccほどを
入れ、また水回し。
まんべんに水がまわらないと、最後の蕎麦が切れやすくなります。

少し大きくなり、そぼろ状に。

さらに、残りの水の何滴かを加え、生地が大きくまとまってきます。
しっかりと水がまわってはじめて、ひとつにまとめる作業に入ります。

半分づつまとめて、硬さ柔らかさを確認します。
ここで、最後の加水をするかの判断をします。
これも経験ですね。

自分の判断が良ければ、ひとつにまとめ練りこみ作業。
捏ねとも言いますが、この作業も麺体を切れにくくするため
また、蕎麦の食感を左右するのに大切な作業です。
練りこみすぎても、ゴムのような食感になるので注意です。

練りこみが終わったら、菊練りという作業まで行い
丸いそば玉を作ります。
この菊練りという作業は、内部の空気を抜くことと
捏ね鉢を利用して麺のツヤを出すことを目的としています。

そして、菊練りした、そば玉を麺打ち台に乗せ
手で上から押す地のし作業。
手でしっかりと丸くなるように厚みも気にして少しづつ
大きく平らにしていきます。

一定の大きさになったら、のし棒でさらに丸く入らにしていきます。

直径が60㎝ほどになったら、この丸出しという作業が完了し
いよいよこのまん丸から四角にしていきます。

ここから、本題の「四つ出し」。角だしとも言われる作業。
まん丸の麺体を棒で巻き付けて、一定の角度、一定の強さ
で確認しながら回転させます。

ここをまずは出します。

2回3回繰り返すと、先端が飛び出してきます。
これを上下左右に繰り返します。
上下が終わったら、

上下が終わって90度回転して横に広げるとラグビーボールのような
形になり、また、上下を行うと4か所の角が出て四角になる。


広げてみると四角になっている状態です。

この状態で、さらに平らに薄くのし作業をしていくことになります。
ここまでが、「四つ出し」作業ですが、
ここまでで、50%くらいの重要度が終了です。
このあとは、均一にのしていく、肉分け本のし、切りの
仕上の工程となります。

先ほどの、麺体を巻いて先端を出す「四つ出し」作業は、
何回やっても、生地の硬さ柔らかさ、気温湿度乾燥
手の角度や強度により変形しやすく難しいところです。
この技術も然りですが、この前の作業のまん丸に平らにする
「丸出し」という作業が影響することは言うまでもありません。
全てに基本があり、意味があります。
蕎麦打ちにおいては、それが顕著で、打つ手順も大切で
間違えば、それなりの結果になります。
原因があり結果がある。
きっちり原則を把握すること。
ただ、頭でわかっていても、うまくできないのが人であり、
蕎麦打ち。
家づくりも同じで、、自分の身につくまでは努力あるのみです。
「言うは易し行うか難し」蕎麦打ち編〇から▢へ・・・とは!!でした。

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。
みずもくの家

みずもくは、栃木県、宇都宮市で、高気密高断熱 高耐震の木造注文住宅を
手がける自然素材工務店です。
地元栃木県の県産材を構造や仕上げにふんだんに使用し、
羊毛断熱材や珪藻土などの自然素材を得意としています。
また、断熱リフォームや中古住宅、既存住宅のフルリノベーションも
ご提案いたします。
さらに、C値0.3以下、UA値0.3以下、許容応力度計算による耐震等級3
をかかげ日々家づくりに精進しております。
よろしくお願いいたします。

みずもく公式ラインアカウントの友達登録も
よろしくお願いいたします!👇
いち早く情報を発信いたします。

最後にこちらイエココロの雑誌にも少し登場しておりますので、
ご興味あれば
https://www.iecocoro.com/articles/post-1292/

 

 

 

最近の記事

おすすめの記事

アーカイブ一覧

PAGE TOP