栃木県宇都宮市で、高気密高断熱高耐震の家づくりをしている
自然素材工務店。
みずもくの水上です。
今日3月9日の日曜日の記念樹は、「アセビ」
花言葉は「犠牲」「献身」
ツツジ科の常緑低木です。
壷型で純白の花をたくさんつけ、冬枯れの雑木林を、一番早く飾ります。
さて、今回のみずもくのつぶやきは、「窓」
窓って、そう皆さんが住んでいる家、部屋にほとんど設置されていますよね。
そもそも窓って、なぜついているのか。
思ったことありませんか?(普通は思わないか(笑))
それを紐解くために、
歴史的なところから・・・
ガラス自身は、紀元前3000年頃のエジプトで装飾用のものが存在していました。
その頃の窓と言えば、動物の皮や木、布で開口部を覆っていたようです。
窓にガラスを使用し始めたのは、1世紀ごろのローマ人でした。
そこから、中世ヨーロッパではステンドグラス文化が栄えて、窓ガラスの
概念が世界へ広がっていきました。
日本はと言うと、ガラスを作る技術は江戸時代からありましたが、
窓ガラスには至らず、明治時代になってようやく、西洋文化の影響で
普及していったという経緯があります。
だいぶ遅かったですよね。
鎖国だったせいもありますが・・・
そして、この「窓」の漢字は、「目の窓」「間戸」
などの語源があり、その他、「穴」という漢字が使われていることで
天窓、あかり取りの窓の意味もあります。
日本では、石器時代の竪穴式住居の天井から光を取ったり、
煙を出したりの役割があったことで、漢字の由来にもなっています。
そして、現在は進化して「窓」が存在しています。
窓は、サッシとも呼ばれていますが、
英語で「sash」(サッシュ)ですが、これが日本では「サッシ」
となり業界用語として定着しています。
ただ、本来「サッシ」と言えば、ガラスのところは含みません。
枠とフレームのことを言います。
また、フレームとガラスを合わせて「障子」と呼びます。
現在の窓は
じゃーん・・・?こんな感じですね。
この「窓」の役割を考えたことありますか?
光を入れる。風を通す。くらいは思いつくかもしれませんが、
窓には様々な役割があります。
・「採光」先ほど述べた光を入れる役目です。
・「デザイン」外部から見て、建物の雰囲気を演出します。
・「通風」これも風を通すこと。
・「眺望」内部からの眺めにより、開放感や癒しを演出します。
・「換気」外気温との温度差で窓を開けて効果的に空気を入れ替えられます。
・「外部とのつながり」出入りができることでの利便性
・「断熱・遮音」性能を上げることで、冷暖房効率も良く、外部からの音、
内部からの音も通しにくくします。
ただ、壁の断熱に比べると、窓からの熱の出入りが大きいので
より、窓の性能が求められるのも事実です。
これだけの役割があるにもかかわらず、
窓の役割を認識できないケースが多くみられるのも事実です。
窓を考える際には、
これらの意味があることを理解して
どこに付けるのか、どんな大きさがいいのか、どのくらいの高さがいいのかを
考えることが大切です。
みずもくも、
窓の性能はしっかり担保し、窓の設置個所、高さなど住まい手にとって、
快適に暮らせる空間を一緒に考えていきます。
最後に、
「同窓会」という言葉に「窓」が使われています。
これは、同じ空間で、同じ窓を見て勉強に励んだ仲間を指します。
お客様が暮らす家も、窓の機能としての役割を理解した上で、
家族が同じ窓を見て、暮らして、成長していくことで
「同窓家族」としての窓の存在は大きいのです。
住まい手と作り手と意思疎通をはかりながら、
窓のある暮らしを楽しみましょう。
以上「窓は同窓家族・・・とは!!」でした。
みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。
みずもくは、栃木県、宇都宮市で、高気密高断熱 高耐震の木造注文住宅を
手がける自然素材工務店です。
地元栃木県の県産材を構造や仕上げにふんだんに使用し、
羊毛断熱材や珪藻土などの自然素材を得意としています。
また、断熱リフォームや中古住宅、既存住宅のフルリノベーションも
ご提案いたします。
さらに、C値0.3以下、UA値0.3以下、許容応力度計算による耐震等級3
をかかげ日々家づくりに精進しております。
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