栃木県宇都宮市で、高気密高断熱高耐震の家づくりをしている工務店、
みずもくの水上です。
今日7月7日の日曜日の誕生木は「マダケ」
花言葉は「節度」「節操がある」です。
イネ科マダケ属の多年生常緑竹です。
日本全国に自生しているので、皆さんも見慣れている身近な竹です。
ということで、今回のつぶやきは、
「当たり前のことを侮るな!」ですが、
「言志四録」とは、150年前の幕末の志士である
「佐藤 一斉」が自分の塾での講義の記録をまとめたものです。
その中に、
「曰く軽重、曰く時勢、曰く寛厚、曰く鎮定、曰く寧耐、是れなり」
という言葉があります。
・軽重とは、優先順位をつけなさい。ということで、全てにおいて楽なものから
仕事をしていくと、重要で緊急なものが後回しになってしまうことへの戒め。
・時勢とは、今の時代を理解し、同時にこれからの時代がどう流れていくのかを
予測して仕事に取り組むこと。
・寛厚とは、相手の言うことをよく聞いて、理解に努めること。
・鎮定とは、みんなが興奮し、騒然としたときなどに自分も含めて
場の安定を図ること。
・寧耐とは、周囲の状況に押し流されることなく、我慢強く信念を貫くこと。
これら誰でも知っていることを疎かにしている人が多いと述べて
当たり前のことを当たり前にやることの大切さ難しさを説き、
決して侮ってはいけないと戒めてくれています。
今週のこと。
何週間も前に決まっていたリフォーム工事。
トイレのリフォームが2ヶ所あり、片方がホワイトの便器、
もう片方がピンクの便器。
1週間前にお客様に、工事のスケジュールを伝えた後に
トイレを発注したところ、ピンクは受注生産品で2週間かかることが
発覚。すぐさまお客様に伝えて、1か所だけ工事が別日になってしまうこと。
当初、床の張替えや内窓の工事も入れて5日間の工期が、4日間になり、
良かれと思い、大工さんとも話してさらに短縮して3日になりとお伝えしたところ。
こんなに直前にスケジュールが変わることへの困惑と不信感が生まれてしまいました。
有給休暇を取っていただいていた事を考えるともっともなことです。
もとはと言えば、トイレの納期確認を早めに行い、最短のスケジュールの説明と
余裕を見てのスケジュールを丁寧に説明すべきでした。
自分の中で仕事が忙しくなってきたことの言い訳で、やるべき当たり前のことが
疎かになっていたのだと思います。
また、工事は3日間で行いましたが、工事のスタートからの養生、業者さんへの指示、近隣対応、
お客様の生活の動きへの配慮、次の業者さんの流れ説明、現場の進み方チェック、片付け最終確認と、
当たり前のことを行うことで、3日間の工事は終了しました。
私が、ひとりで段取りしようが、忙しかろうがお客様には関係のないこと。
工事の始まる前に心の貯金が出来ずにスタートとなってしまったことに反省です。
本当にご迷惑をお掛けしてしまいました。
今回のつぶやきテーマ「当たり前のことを侮るな!!」ですが
仕事が忙しいと感じたり順調な時ほど常に自分に言い聞かせて、
お客様へ安心していただけるよう心がけます。
みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。