森を見て気を見る・・・とは!!

栃木県宇都宮市で、高気密高断熱高耐震の家づくりをしている
自然素材工務店。
みずもくの水上です。

今日8月28日の木曜日の記念樹は、「ナツハゼ」

花言葉は「飾らぬ美」
ツツジ科スノキ属の落葉低木です。
真っ赤に紅葉する姿が美しく。実も生食の他、
ジャムやお菓子、果実酒などにも利用できます。

ということで、
今回のつぶやきは、学びの場に参加した時のことを。
今週火曜日、東京水道橋で毎年、3回開催されております空調講座へ
参加してきました。
ズームでの参加をしたときのこともありますが、リアルでの参加は、
やはり集中して聞くことができます。
講師は、ミライの住宅 森 亨介(こうすけ)氏。

勉強会としての名前は「自立循環型住宅 関東ゼミ」ですが、
内容は、空調に特化した勉強会です。
空調って?
イメージするのは、そう「エアコン」です。
そして、給気や換気のこと。まさに、「空調」。
温度や湿度、気流など室内の空気環境を快適な状態に
調整することであり、高気密高断熱の家づくりをする以上は、
知っておかなくてはならない、ラスボス。最後の砦でもあります。
それだけ、勉強すればするほど、奥が深い。

しかし、森さんの説明は、とても分かりやすく、おもしろい。
私は、理解してついていくので精一杯ですが、何度でも聞いて
自分の腑に落としていきたいです。真剣そのもの(笑)
今回は、前回の基礎編に続き、応用編でしたので、さらに内容もレベルアップ。
まずは、家全体の負荷計算を把握すること。

家の温度や湿度の出入りを把握することから始まります。
要は、
夏、どれだけ外部から家の中に熱が入ってくるのか?
冬、どれだけ内部から家の外へ熱が逃げていくのか?です。
そのために、家の室内温度と湿度計測し、外気の想定温度湿度を調べる。
これを、顕熱と潜熱に分けて、負荷計算シートを完成させていきます。
その中で、人が生活しているだけで発生する熱や家電製品の熱、日射取得熱、
家の性能として外から入ってくる熱(これは高気密高断熱の家であれば値は小さいです)
などを、様々な計算方法で家の中の熱を合計していきます。
そして、その計算の中でも重要な計算シートが空気線図。

何度やっても難しく、でもわかると楽しい。
温度や湿度、エネルギー値など、プロットして、確認しながら
負荷計算シートの項目を埋めていきます。
こうしたことを繰り返しながら、
家の熱の出入り、湿度の発生と流入の合計値を出すと
家全体の負荷の値が出ます。
そうすることで、この家に必要なエアコンの能力を把握することができます。
6帖だから8畳用くらいでいいのでは?ではなく、
この家の負荷が〇〇だから何kWの能力のエアコンで十分です。となるわけですね。
エアコンの能力が決まると、設置位置も考えなくてはなりません。
家の中で一番効果的な位置は?
森さん曰く、まずは、気積の大きい部屋からが良いと。
例えば、LDKなのか廊下階段室2階廊下などのつながった空間などを
比較して決めていく。ということでした。
エアコン能力と配置を勉強しているわけですが、その中でも
湿気(除湿と加湿)の理解と対策がさらに重要であること。
給気と換気のメカニズムを理解して、負荷を考えること。
まだまだ、知識として理解が必要な事はたくさんあります。
家全体を把握して、エアコンという一つの機械の重要性を理解する。
まさに、森(森さんの話で言う家全体の負荷)を見て気(エアコン)を見る。でした。
森さん、いつも、わかりやすく丁寧な講義、ありがとうございました。
学びは続きます!

みずもくのつぶやきを最後までご覧いただきありがとうございました。
みずもくの家

みずもくは、栃木県、宇都宮市で、高気密高断熱 高耐震の木造注文住宅を
手がける自然素材工務店です。
地元栃木県の県産材を構造や仕上げにふんだんに使用し、
羊毛断熱材や珪藻土などの自然素材を得意としています。
また、断熱リフォームや中古住宅、既存住宅のフルリノベーションも
ご提案いたします。
さらに、C値0.3以下、UA値0.3以下、許容応力度計算による耐震等級3
をかかげ日々家づくりに精進しております。
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