みずもくの水上です。
機会を待てども機会は待たず。
正式には「人は常に機会を待てども機会は遂に人を待たず」です。
先日、トイレ工事で伺ったお客様の建物。
立派な建物です。
何気なく廊下を見たとき、ふと立ち止まりました。
この廊下に向かって設置してある地窓は何のためにあるのか。
普通の地窓は
こうして外に向かって設置するケースが多い。
まわりの視線を遮りつつ、映したい景色をピンポイントで
映すために設置したり、空気の流れを生み出したりとの
効果があると思います。
これが、廊下に向かってあることで、なぜなのか。
一般的には、廊下の床の足元の明るさの確保なのかなと
思いますよね。
外に付ける地窓を考えると、空気の流れをつくる。
そこで利用できないかを考えました。
昨今の高気密高断熱住宅では、建物全体の内外の温度差を
無くすために施工を施します。
間仕切りの有る内部を快適に過ごすために
部屋間、部屋廊下間、水回り廊下間などの空域の流れを
自然にできないものかと考えていました。
この地窓と壁上部に無双窓のガラリをセットで付けたら
どうなるかと。
計画的に換気を行い、しかもエアコン1台で均一にしていくのに
この形はできないだろうかと。
勝手に工事で伺ったお客様の家で想いを張り巡らせました。
建具屋さん大工さんとも相談して、みずもく仕様ができないものかと。
「人は常に機会を待てども機会は遂に人を待たず」
をテーマにさせていただいたのも、
ふとした時にアイデアが浮かぶということは、
やはり常日頃にその問題意識のアンテナを張り巡らせて
置かないといけない。と感じたからです。
その機会をを大切にして、気づいて、行動に移す。
まだまだ、修行です・・・!!
みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました