冬場に冷房?エアコン設置の落とし穴・・・とは!!

栃木県宇都宮市で、高気密高断熱高耐震の家づくりをしている
自然素材工務店。
みずもくの水上です。
今日12月4日の水曜日の誕生木は、「ラカンマキ」

花言葉は「慈悲」マキ科の常緑針葉樹です。

ということで、これからの旬なネタ「エアコン」です。
皆さん、エアコン設置は、正しく設置されていますか?
特に配管の話です。

こんな感じで普通に取付られています。
しかし、我々でも見落としがちな落とし穴がありました。
とあるつながりでお世話になっております大学の先生のご相談。
エアコンを付けても、とにかく冷気が入ってきているようで
寒いと。
伺って、先生が撮影したサーモカメラのデータを見ると・・・

驚くべき画像を見ました・・・

じゃーーーん

暖房運転しているにもかかわらず、見事に配管まわりだけ
青くなっており温度が低くなっています。

 

原因がわかったので、対策をします。
他の部屋も同じ状況です。こちらのエアコン。

まずは外部から発泡ウレタンを注入するために、
内部のダクトカバーを外して、

パテ埋めします。

こうして外側の施工をします。

なぜか、お掃除機能ではないのに、ホコリ排出用のダクトが・・・

まず、このダクトを外してみると、

やっぱり、配管以上のダクト穴が開いています。

正面から見るとわかります。穴はいいとして、
これでカバーをしただけですと、直接室内側に冷気が流れて、
上記のエアコンまわりが、外気並みに温度が低くなります。
これを埋めて始めて、エアコンの効果が発揮されますし
高気密高断熱の建物であっても台無しになってしまいます。
なので、今回は、

こちらの発泡ウレタンスプレーを使用します。

細かいところにも使いやすいガンフォームもセットで、
「ピュアロジック フレックス弾性発布ウレタン500ML」
使用してみて、とても使いやすかったです。
固まるのが早く施工性も良いです。ふき取ってもふき取りやすく、
なにより、クリーナーもあるのが嬉しいですね。
細かいところを充填するには、適しています。
オストコーポレーション北関東の吉田さんが取り扱っています。
で、早速、注入。

奥の方までしっかり届きます。

内部からゆくっり膨らんできました。

ある程度、膨らみがとまったら、パテでしっかりと封印。

こちらです。

そして元に戻す。

他、3か所同じ施工を行いました。
気温が低い日に施工したので、施工後の体感も寒さを感じなくなりました。
この後、また温度データを取ってみるとのことでしたので、楽しみに結果を待ちます。

どう思いますか?
新築であっても、リフォームであっても、エアコン取付が、
きちんとなされているかの確認は、プロでも見落としがちです。
私も今までは、十分確認していませんでした。
ただ今回、それ以外の高気密高断熱工事が正しく施工されていても、
最後にエアコンのダクトの断熱施工がされていなければ、台無しであることを
十分理解しました。
工務店側も確認し、エアコン設置業者が別業者でも、お客様から配管まわりの
断熱工事の依頼もしてもらうように伝えることが重要です。
それを行わないと、暖房を付けていても「冬場に冷房を使用している」のと
同じことになります。
皆さんも理解した上で、十分気を付けましょう。

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。
みずもくの家

みずもくは、栃木県、宇都宮市で、高気密高断熱 高耐震の木造注文住宅を
手がける自然素材工務店です。
地元栃木県の県産材を構造や仕上げにふんだんに使用し、
羊毛断熱材や珪藻土などの自然素材を得意としています。
また、断熱リフォームや中古住宅、既存住宅のフルリノベーションも
ご提案いたします。
さらに、C値0.3以下、UA値0.3以下、許容応力度計算による耐震等級3
をかかげ日々家づくりに精進しております。
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