みずもく無垢材講座第7弾・・・「ウリン」のポテンシャルとは!!

栃木県宇都宮市で、高気密高断熱高耐震の家づくりをしている
自然素材工務店。
みずもくの水上です。
今日11月13日の水曜日の誕生木は、「ナナミノキ」

モチノキ科の常緑広葉樹です。

さて日光の中禅寺湖の現場も佳境。
紅葉の渋滞もひと段落。
でも景色は、ひときわ寂しげでもあり、美しさも残っています。

いろは坂のぼりの終着。中禅寺湖畔入り口付近。

男体山も秋から冬への衣替え・・・

現場から遊覧船乗り場。11月とは思えない気持ちよい気候です。
地球的には心配ですが・・・

ということで、
みずもく無垢材講座第7弾は、「ウリン」です。
聞いたことありますか?

こんな感じの樹木です。
クスノキ科の常緑広葉樹です。
常緑広葉樹とは、平らな葉っぱが広がっていて、年中、葉を落とさない
樹木のことを言います。
とくに、インドネシアやマレーシアなど東南アジア原産です。
なぜ取り上げたかというと、
ズバリ!耐久性が高い。ということ。

材木になるとこんな感じ。
別名「アイアンウッド」鉄の木とも呼ばれ非常に硬い。
なぜ硬いかと言いますと、性質もありますが、成長の度合いが遅く
密度が高いため、釘を打てるくらい硬い木になっています。
価格も高額ですが、その分耐久性が高いので、
当社では今まで、外構の塀や、ウッドデッキなどに使用したこともありました。

ゆっくり育てて、長く使う。
ただ、生産する側からすると、成長が遅いので、計画をたてて、
育てないと利益にはなりにくい木です。
そのため今では、非常に貴重な木となりつつあります。

もとは、赤褐色ですが、それは、ポリフェノールが多く含まれているためで、
年数がたつと、太陽光の影響で酸化し、徐々にポリフェノールが抜けて、
上記のようなシルバーグレーになっていきます。
好きな人には好きな色です。

メリットデメリットをおさらいしてみましょう!
メリット
・耐水性が高い
水際に生えているので、水に強い。
腐りにくいので、海外では海の桟橋や、屋根にも使用。
・防菌、防虫性に優れている。
ポリフェノール効果により、木材を腐らせる菌を弱らせたり
シロアリなどの防虫効果もあります。
・メンテナンスが楽。
耐久性が高いため、塗料を塗ったり、防腐処理をする必要がありますせん。
なので、小さなお子さんやペットにも安心して使用できます。

デメリット
・価格が高い
成長が遅く、供給量が、少ないためです。
・アクが出やすい。
雨や水にぬれると、黒い樹液(アク)がでて、数か月
出続けることがあります。
まわりの環境も考慮して使用する必要があります。
ただ、アクは中性洗剤で落ちます。
・硬くて重いので扱いが大変。
アイアンウッドと呼ばれるだけあって、
穴をあけたり、切ったりするのが大変です。
道具の摩耗が早いでしょう。
加工や取付はプロに相談する方が良いかもしれません。

無垢材である以上、個性があり特性もそれぞれですが、
それを把握して大切に使うことで無駄な廃棄や、環境を守ることにもなります。
是非、楽しい無垢材生活を送ってください。
ということで、「みずもく無垢材講座第7弾・・・ウリンのポテンシャルとは!!」でした。

先日ちょっとした取材撮影をしたときの写真をいただきました(笑)

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。
みずもくの家

みずもくは、栃木県、宇都宮市で、高気密高断熱 高耐震の木造注文住宅を
手がける自然素材工務店です。
地元栃木県の県産材を構造や仕上げにふんだんに使用し、
羊毛断熱材や珪藻土などの自然素材を得意としています。
また、断熱リフォームや中古住宅、既存住宅のフルリノベーションも
ご提案いたします。
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