みずもくの水上です。
今日6月2日の日曜日の誕生木は、
「スイカズラ」
花言葉は「愛の絆」「献身的な愛」
常緑のつる性植物です。
ということで、
今日は、無垢材を使用して家づくりやリフォームを
担う立場から、違った角度で最後まで使い切る術を
考えてみたいと思います。
突然ですが、皆さんはキャンプやバーベキューは好きですか?
キャンプまではという人もいるかと思いますが、
バーベキューくらいは、経験された方もいるのではないでしょうか。
そして、キャンプやバーベキューで欠かせないのが・・・
そう、焚火です。
最近は直火で焚火ができないキャンプ場が多くなっています。
材木屋として工務店を経営して、無垢材を使用して
生計を立てていることからも、焚き付け用の木材などには
困りませんが、「木」単体で焚火ができる方法があります。
それが・・・
これ、フィンランドトーチまたはウッドキャンドル。
丸太の上方部に切れ目を入れて、下部に穴をあける場合もありますが
空気がちょうどよく入り焚火代わりとなります。
このサイズで、炭になるまで2~3時間。
ダッチオーブンなども使用して調理もできます。
焚火や簡単な調理もできますが、
何よりもシンプルなのがいいです。
丸太に切り込みを入れて、着火剤で火をつけるだけ。
角材バージョンもあります。
アヒージョなどは手軽にできそうですね。
こうして、伐採した木や、工事で出た端材を
どのようにして、最後まで使い切るかを考えることも
大切な仕事の一つです。
なので、現在現場の庭木伐採の丸太を
職人さんにお願いいして、チェーンソーで切れ込みを入れて
フィンランドトーチを作ってもらいました。
これにくさびを打てばコンロにもなります。
こうして間伐した丸太を楽しく最後まで使い切る。
使うのが楽しみです。
ここまででは、まだ途中です。
とはいえ、
このトーチが燃えきる途中の状態では「炭」。
燃えきって「灰」。
この炭を冷やして、洗って天日干しすれば
また炭として使えますし、除湿剤、脱臭剤、
米を炊くときの不純物を除去にも使えます。
また、燃えきった灰は、
量の問題もありますが、アルカリ性のため
畑などにまき野菜の成長促進にも役立てることができますし、
灰と水を混ぜてこした液体をスプレーに入れると防虫剤にもなりますし
同じく、水と灰を混ぜて、洗剤としても使用できます。
アルカリ性なので、油落としには最適です。
こうしたことからも、灰は捨てずに密閉して保管すれば
使い切ることができます。
特に私は、仕事で資源である木材を使わせていただいているので、
使う以上は、最後まで使い切り、たくさんに人にも知っていただき
地域の山を守るべく責任を果たしていきたいと思います。
ということで、地元の木材を、最後まで使い切ること。
しかも無理せず楽しく!
みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。