作業療法士に学ぶ大切な人を守る家づくりとは!!

みずもくの水上です。


先日は、学びの場として那須塩原市にて、
『人生100年時代の家づくり』セミナーに参加しました。


こちらのセミナーの講師は、普段なかなか出会うことのない
作業療法士の(株)HAPROT 代表の満元貴治さんでした。

(株)斎藤建設の斎藤賢一社長の名司会のもと始まりました。
作業療法士さんは、リハビリテーションを思い出す方が多いかと
思いますが、身体機能の治療、生活する上で大切な食事や着替え
社会復帰の援助、精神心理面で様々なサポートをされている方です。

なぜ、家づくりの話になるのか?
満元さん自身の家づくりの経験からによるものが大きいようです。
そのなかで、印象に残った言葉があります。
「自分が亡くなっても、家族を守ってくれる家をつくりたい』・・・
いろいろ考えさせられます。

家には危険個所がたくさんあるということ。
高齢者のヒートショックや転倒、こどものベランダからの転落、
妊婦さんの階段の昇降、洗濯などの家事など、様々な年代で
危険を感じるステージがあります。
介護になってから改修を行う。これは必要に迫られてのことですので
早急に対応することになります。
そうならないために、新築の時点で考慮すること。また、リフォーム工事で
安全持続性の住まい方の提案をすることが、工務店の役割だと思います。
例えば、デザイン性も考慮しつつではありますが、天井に設置した換気扇のフィルター
のお掃除、照明器具の電球交換など、脚立などを必要とすることも
危険な場面になります。
また、玄関での昇降時の靴を履く作業などの時に、いすがあるだけでも負担がない、
もしくは、私なら折り畳み式の無垢材の造作ベンチを提案してもいいかなとも思います。
そうした場面をイメージしてもらい、
建主さんと話をしながら寄り添っていく必要があります。
建物は変化しないが、そこに住む家族構成や年齢、身体能力は変化していくわけです。

工務店が考えていかなくてはならないこととして、
「本当の変化に対応できる家とは」
高気密高断熱、高耐震高耐久な家を造ることで
お客様の将来のリスクも軽減すること。
安心安全をうたう以上、マストなことです。
そうした上で、先ほど述べました家族の変化に合わせた
また予防策を施された家をつくることが、
本当の変化に対応できる、ということなのではないのでしょうか。

こうした住まいづくりをすることで、
自分自身が笑顔になり、守られるということは、
「大切な人」を守ることにつながります。

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。

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