地域お泊り防災訓練・・・とは!!

みずもくの水上です。
今日6月23日日曜日の誕生花は「ムシカリ」

花言葉は「以心伝心」
日本人の得意とする所作でありますが、
今回のつぶやきに関しては、それだけでは、乗り越えられない部分もあります。

ということで、今回は、私の居住する峰地区で、初めて開催する
「お泊り防災訓練」で感じたことをまとめてみました。
普通、防災訓練と言いますと、避難訓練がメインで、消防車の煙体験や
はしご車の体験などが多いかと思いますが、今回は
私の所属する、峰地区まちづくり推進協議会主催、地域防災会協賛、
峰小学校の校長先生の理解のもと、児童へ告知させていただき、
総勢100名(日帰り70名、宿泊30名うち車中泊6名)で行われました。
ちなみに私は車中泊(笑)
土曜日の14時受付後、体育館に参加者が集まり、全体説明。

こうした参加者マニュアルも作成し各自に配布。

外の気温が30℃近くになっていましたが、最近の学校の体育館は
気候変動で夏場の猛暑もあり、エアコン設置の普及が進んでおり
比較的快適でした。これも学校の許可があってこそ。
ありがとうございます。

皆さん、自ら参加希望を出された方なので、とても真剣です。

そして、防災士による災害時の心得や、
防災クイズなどでいざというときの知識を深めます。

現役の消防士さんによるAED講座。
これは、いざというときに自然に体が動くように
何度でも体験することが重要です。
体育館で1時間30分ほど、こうした講習が行われているなか
外では、夕食の炊き出しのためのお湯を沸かしています。

これ私の担当。外での湯沸かしは風との戦い。
アルファ米という非常食用のお湯です。

参加者に進んで参加してもらいます。

山菜おこわのアルファ米。これメチャメチャ美味しいです。

こちらも美味しそう。
1箱50人前で開封して、お湯を7~8リットル入れて閉じて
20分くらいすると出来上がるのでとても手軽です。
炊き出しが終わり、食事が終わると日帰りの方は帰宅。

そしてここから今回の大きな訓練のポイント。
宿泊スペースの設営。
段ボールベットの組立をしています。
これ簡単そうですがなかなか難しいです。

今回は、峰小学校卒業した中学生もボランティアで
手伝ってくれています。即戦力です。

宇都宮市から支給していただいた簡易テント。
2名から3名用です。峰小には20張り常備しています。

設営後は、医療スタッフによる巡回指導。
それぞれのテントへ体調確認含めて回ります。

大体の設営が終わりました。

そして21時消灯。静まり返った体育館内。
不思議な光景です。
思い思いの体験ができました。
私はと言いますと・・・

じゃーーーん!

自分の車の中で一泊。寝られるのか不安でしたが
気温も下がり最低限の睡眠はできました。
夜中から雨が降り出し、窓を少し開けていたので内部に
内部に雨が侵入、湿気対策、暑さ対策、寒さ対策
車中泊ではエンジンがかけられないので、どう対応すべきか
これもひとつ貴重な体験でした。
こんなとき電気自動車は利便性が高いとも感じました。

そうこうしているうちに夜明け。
体育館内では、テントの撤収が始まり、片付けが進んでいました。
終了後、閉会式。

参加者それぞれから、体験してみての感想を述べます。

子どもたちも、貴重な体験をしたことと思います。
ご両親が忙しい中、学校の体育館で家族がまとまって
宿泊する体験は忘れられないでしょう。
中には外国から来た児童家族もいて
今回の体験で不安が少し解消されたと感想を述べていました。
2年前に引越しをしてきて、知らない土地で災害があった時に
どう行動したらいいのかわからなかったので参加して良かったと
うれしいお言葉でした。

こうしてお泊り防災訓練が無事終了しました。
感じたことは、
こうした場を設けて体験してもらうことが大切ということ。
何が起こるかわからないこの時代に、近隣の方と顔を合わせて
知り合いになり、協力して生活することは、貴重な体験でもありますし、
今回参加した方が、次回初めて参加した方に、テントの設営方法や
道具や材料の保管場所、炊き出しの方法を教えたりできることで、
地域のつながりが強固なものになります。
また、子供たちも家族の団らんの大切さを感じてくれたことと思います。
我々は、安心安全な家づくりを使命としております工務店ですが
こうした訓練を通じて改めて、我々の仕事が、人の命に係わる
重要な役割を担っていいることを実感しました。
「備えあれば憂いなし」

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。

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