キングダムに学ぶシリーズ第12弾・・・孫臏(そんびん)のかまどとは!!

みずもくの水上です。
今日4月21日の誕生木は「ノムラモミジ」

花言葉は、「節制」「遠慮」
春先から秋まで紫がかった紅色の葉をつける。
ムクロジ科の落葉広葉樹です。
なかな渋い色ですね。

ということで、キングダムシリーズ第12弾となりましたが、
今回は、孫臏(そんびん)の兵法を用いた桓騎将軍のエピソードです。
孫臏は、春秋戦国時代の武将です。軍師としての立場もあったようですが
言わずと知れた孫子で有名な孫武の子孫です。
キングダムの中では、
秦の大将軍たちが、敵国「趙」の首都「邯鄲(かんたん)」を
包囲しているときに桓騎将軍の作戦で実行されました。
一進一退の攻防が続いて、攻めきれない秦側でしたが
そのなかの桓騎軍だけが、むちゃくちゃで強引な攻め方で
戦い、自軍の兵士も数多く死なせて前へ前へ進んでいる状況。
まわりの同じ立場の将軍たちもあきれています。
一方、守る趙側は、「邯鄲の守護神」こと扈輒(こちょう)大将軍が
余裕の守り。
桓騎軍がめちゃくちゃに前進して攻めてくるので
扈輒将軍も兵を桓騎将軍側に集めて押し返す。

しかし扈輒将軍は、なぜこんな攻め方をしてくるのかわからない。
桓騎軍は総崩れとなり、退却することに。
無茶苦茶攻めて、すぐに退却。なんか怪しい・・・
扈輒将軍側は、桓騎将軍の首を取るために相手陣の深いところまで
追撃する。
と、安心して陣に構えているところに
じゃーん!!!

扈輒将軍の陣を眺めている桓騎将軍。
探してもいないわけである。
どこからともなく、桓騎兵も集まってくる。
なぜ、ここにいるのか?

そうこれが、孫臏のかまどと言われる戦略でした。

昔、孫臏も大敗と見せかけ、かまどの数を減らしながら一日ずつ
退却していった。
そうすることで、敵は、兵が毎日逃げて少なくなり兵隊の数を
見誤らせるように仕向けたのです。
その少なくなった兵は、茂みや山影に隠れていて
相手の大半が通過した時に背後から攻めて全滅させたという
兵法を桓騎将軍が用いたのです。
桓騎将軍も、自軍兵士に、逃げるふりをしてばらばらになり
集合場所を扈輒将軍の陣にしたり、その他の兵士も
隠れたりしながら相手の兵をやり過ごし、過ぎたところで前進。
相手側も桓騎側は全滅したと思いこんだ。
しかしそうではなかった。

扈輒将軍の周りは少数でしか守っていなかったので、
あっけなく扈輒将軍は桓騎に打たれてしまった。
数的に優位だった趙側はこうしてさらに押し込まれることに
なるのですが、なぜこうなったのか?

人間の心理というのは、調子が良く前へ進んでいるときほど
周りが見えなくなり、自分の力でそうなったと思いがちになってしまう。
そうではなくて、そうゆうときほど油断は禁物で、しっかりと
足元を確認することが必要です。
仕事の上でも、調子が良い時ほど、
支えてくれている人、きっかけ、まわりの状況をしっかりと掴み把握して
『かまど』の数を見誤らないことが重要です。
歴史からも学ぶことは多いです。

みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。

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