みずもくの水上です。
今日の誕生木は「ヒガンザクラ」
花言葉は「心の平安」「独立」
まさにこの春のお彼岸の時期に開花することからの由来ですね。
心の平安という点では、本日、東京の足立区へ妻の実家の方へお墓参り。
やはり、こころ穏やかになりますね。
このお彼岸は、日本独自の仏教的習慣だそうです。
あの世を指す「彼岸(ひがん)」と私たちが生きている「此岸(しがん)」があり、
この彼岸の中日とは、あの世である浄土とへの距離が最も近づき、故人やご先祖様を
より近い距離でご供養できると考えられています。
なぜ近づくのか?と言いますと、
この春分の日の3月20日が太陽が真東から昇り、真西に沈んでいく日だからです。
仏教では「西」は仏様の住む世界が広がっている方角とされ、
だから一年のうちで太陽が真西に沈むこの時期をお彼岸の中日とし、
この日の前後3日間を、お彼岸として仏事を行う習慣ができたとされています。
この太陽が一番近づくということを、
今週の月曜日と火曜日の丸2日間をかけての
エネルギーパス講習の中で勉強しました。
今回で4回目となりますが、
エネルギーパスとは、自動車で表示されている燃費と同じように
家の燃費も省エネ性能の基準を設けて数値化して表示する制度のことです。
自分の住む家が一年暮らすのにどれくらいの光熱費がかかるのかを
ものさしではかり、比較できるわけですね。
その、基準となる重要な数値が、UA値(建物の外皮平均熱還流率)でありC値ですね。
例えば栃木県宇都宮市は全国の地域区分的には5地域です。
UA値0.3の建物は、HEAT20という表示制度では、
G2グレードということになります。
これは、冬季間の体感温度(室内温度+表面温度)/2が
おおむね13℃を下回らないレベルです。
この建物の性能を確保して、エネルギーパスで光熱費などを
確認するわけですね。
この性能を確保する上で、大切なのが先ほどの
太陽の沈む位置の話になります。
小さなエネルギーで豊かに暮らすためには、
太陽のエネルギーとどう向き合うのかが重要です。
年間の太陽の動きからも
夏場は、太陽高度が高く、日照時間も長く強烈な日差しをうけます。
冬場は、太陽高度は低く、低い位置からの太陽の光を受けることになります。
そのため、夏は南の日射は庇や外付けブラインドなどで遮り、
東や西(特に西)は、窓を小さくしたり、ガラス種を変えたり、
もしくは窓自身を無くしたりと通風や景観なども考慮して
考えることが必要ですね。
逆に冬場は、太陽高度が低いので日射を十分に内部に取り込み、
家の内部への熱を蓄積したいですね。
その効果を発揮するために高気密高断熱が肝になるわけです。
何気に夏場は南より西からの日射が強いことに驚きます。
こうした勉強をしていたので、
お彼岸の時期の太陽の沈む位置と日射取得や日射遮蔽の関係がつながってしまったのですね。
とても中身の濃い2日間となりました。
みずもくのつぶやきをご覧いただきありがとうございました。